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ドラマー陽のつれづれmemo. drums, mac, etc.

ブルガリアンヴォイス初体験

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音楽仲間のピアニストHさんがプッシュする「ブルガリアンヴォイス」。CDを何度か聴かせてもらい、ぜひ生で一度観てみたいと思ってました。7/4にコンサートがあり、チケット取りに便乗させていただき、行ってきました。国交回復50周年の記念イベントだったということは当日知りました。

今回は3部構成で、前半2部は日本人でブルガリアンヴォイスや向こうの音楽に関心を持ってプレイしてる人たちの歌唱・演奏、そして3部目が本場の方たちの歌唱でした。いやー、すごかった。「ハイパーソニック効果」なんて言葉も使われてましたが、「生で聴いてナンボ」な感じは良く分かりました。マイクなどは一切ナシ。ブルガリアンヴォイス独特の、いろんな声が渾然一体となって「あっ、今来てる!」という感覚には、ただただ感動させられてしまいました。

ピアニストHさんが言う通り「解析だの分析だのしようってのは野暮」な感じで、もう「この唱法は、代々受け継がれているものなんです」で済んじゃう感じ。圧巻です。

終演後は豚のお店でHさん・Sさん・S夫妻で飲み語り。豚足、焼豚が絶品。そしてビールはプレミアムモルツ。これは良いお店でした。

ちょっと出てた意見は「前半2部は、単に興味があって(悪く言えば)真似している、って印象だったな。『交流』なんだから、もっと日本独自のものをバーンと出さないと〜!」というもの。今回は日本で行われる「ブルガリアンヴォイス」が中心のイベントだったんで、あの進行は自然だとも思います。実際、序盤にも僕は「いいな」と思ったポイントあったし。でも確かに、「日本ならでは」のアイデンティティを感じてもらえる何かをもって、それを交換し合ったら、確かにもっと深い交流ができるのかもな、とは思いました。

じゃ、僕らのアイデンティティって何だろう…?って考える。するととたんに、「自国の文化」という切り口で見たとき、見事に薄っぺらいことに気づく。触れてきていないし、自分が今大事だと思っているものも、輸入文化だしなぁ。それはそれで今の自分たちの背景なんだろうけど、ブルガリアンヴォイスのような、連綿と受け継がれてきたものを持っている人たちには、ちょっと憧れます。

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